使用上の注意事項(屋外)

  • 電気自動車(プラグインハイブリッド車を含む)の充電器から発信される電磁場が、ペースメーカの出力に一時的な影響を及ぼす可能性がありますので、以下の事項をお守り下さい(ICDでは影響が確認されておりません)※。
  • 電気自動車の急速充電器は使用しないで下さい。
  • 急速充電器を設置している場所には、可能な限り近づかないで下さい。なお不用意に近づいた場合には、立ち止まらず速やかに離れて下さい。
  • 電気自動車の普通充電器を使用する場合、充電中は充電スタンドや充電ケーブルに密着するような姿勢はとらないで下さい。
    • ※電気自動車の充電器の電磁波による植込み型心臓ペースメーカ等への影響に係る使用上の注意の改訂について薬食安発0319第4号(平成25年3月19日)参照

  • キーを差し込む操作なしでドアロックの開閉やエンジン始動・停止ができるシステム(いわゆるスマートキーシステム)を搭載している自動車等の場合、このシステムのアンテナ部(発信機)から発信される電波が、ペースメーカ、ICDの作動に影響を及ぼす可能性がありますので、以下の事項をお守り下さい※。
    • このようなシステムを搭載した車両に乗車する場合には、アンテナ部から植込み部位を22cm以上離すようにして下さい。また、ドアの開閉時には、アンテナ部から電波が一時的に発信されますので、必要以上にドアの開閉を行なわないようにして下さい。

      運転手等が持つ通信機器(携帯機(キー))を車外に持ち出すなど車両と携帯機(キー)が離れた場合、アンテナ部から定期的に電波が発信される車両がありますので、ペースメーカ、ICDを植込んだ方が乗車中には、携帯機(キー)を車外に持ち出さないようにして下さい。

      駐車中においてもアンテナ部から定期的に電波が発信される車種がありますので、車外においても車両に寄りかかったり、車内をのぞき込むまたは車両に密着するような、植込み部位を車体に近づける動作は避けて下さい。

      他の方が所有する自動車に乗車する場合は、当該システムを搭載した車種かどうか確認して下さい。

      身体に異常(めまい、ふらつき、動悸等)を感じた場合、直ちにその車両から離れるか、22cm以上植込み部位から遠ざけるようにして下さい。もし、身体の異常が回復しなければ、直ちに専門医の診察を受けて下さい。 ※試験ではICDにおける除細動機能への影響は観察されていませんが、不必要に接近させないようにして下さい(医薬品・医療機器等安全性情報No.224参照)。

  • エンジンのかかっている車のボンネットを開けてエンジン部分に身体を近づけないで下さい。
    • 電磁波がペースメーカ、ICDの作動に影響を及ぼし、場合によっては失神等を起こすことがあります。身体に異常(めまい、ふらつき、動悸等)を感じた場合、直ちに離れるか或いはエンジンを切って下さい。もし、身体の異常が回復しなければ、直ちに専門医の診察を受けて下さい。

  • シートベルトを装着される時には植込み部位にクッションになるものをあてがう事をお勧めします。
    • 自動車に乗車されてシートベルトを装着した際に、ベルトがペースメーカ、ICDに当たる場合は強い圧迫でリードの断線などを起こす可能性があります。タオルなどクッションになるものを植込み部位にあてがう事をお勧めします。

  • 自動車の運転に関しては担当医にご相談下さい。
    • 平成23年8月2日に警察庁交通局運転免許課より交付された「運転免許の欠格事由の見直し等に関する運用上の留意事項について」(警察庁丁運発第111号)にて、ペースメーカ、ICD植込み患者への運転に関する制限事項が制定されています。今回の見直しにてICD患者の自動車運転免許の欠格事項の改訂が行われています。

  • 下記のようにエンジンで動作する機器を操作・運転する場合は露出したエンジンに身体を近づけないで下さい。
    • 電磁波がペースメーカ、ICDの作動に影響を及ぼし、場合によっては失神等を起こすことがあります。身体に異常(めまい、ふらつき、動悸等)を感じた場合、直ちに離れるか或いはエンジンを切って下さい。もし、身体の異常が回復しなければ、直ちに専門医の診察を受けて下さい。

    【農機(草刈り機、耕運機等)、可搬型発電機、オートバイ、スノーモービル、モーターボート等】

  • 携帯電話端末等(PHS及びコードレス電話を含む)を使用する場合は、以下の事項をお守り下さい※。
  • 操作する場合は、ペースメーカまたはICDの植込み部位から15cm程度以上離して操作して下さい。
  • 通話する場合は、ペースメーカまたはICDの植込み部位と反対側の耳に当てる等、15cm程度以上離して通話して下さい。
  • 携帯する場合、ペースメーカまたはICDの植込み部位から15cm程度以上離れた場所に携帯して下さい。もしくは、電波を発射しない状態に切り替えて下さい(電源をOFFまたは、電波をOFF(電波OFF可能な携帯電話端末等の場合)にする)。
    • 胸ポケットやベルトに携行する場合には、十分距離が取れていない場合も ありますので、ご注意下さい。 身体に異常(めまい、ふらつき、動悸等)を感じた場合、直ちに使用をやめ、15cm程度以上植込み部位から遠ざける ようにして下さい。もし、身体の異常が回復しなければ、直ちに専門医の診察を受けて下さい。なお、他の人が 携行する携帯電話端末等に近づくと影響の出ることもありますので、このことについてもご注意下さい。
      ※総務省:各種電波利用機器の植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針.平成25年1月

  • 店舗や図書館等公共施設の出入り口等に設置されている電子商品監視機器(EAS)からの電磁波がペースメーカ、ICDの作動に影響を及ぼす可能性があります。また、電子商品監視機器はわからないように設置されていることがありますので、出入り口では立ち止まらないで中央付近を速やかに通り過ぎるようにして下さい。また、ゲート外であってもゲート内と同様の距離で影響を受けることが示唆されているので、ゲート外であっても可能な限り盗難防止装置に近づかないように注意する必要があります※。
    • 突然、身体に異常(めまい、ふらつき、 動悸等)を感じた場合、直ちにその場所から離れて下さい。もし、身体の異常が回復しなければ、直ちに専門医の 診察を受けて下さい。
      ※医薬品等安全性情報No.155及び医薬品・医療用具等安全性情報No.173、190、203参照

  • ワイヤレスカード(非接触ICカード)の読み取り機(リーダライタ部)には不必要に接近しないで下さい。
    • 各種交通機関の出改札システムやオフィスなどの入退出管理システムで使用されているワイヤレスカード システムからの電磁波が、ペースメーカ、ICDの作動に影響を及ぼす可能性がありますので、以下の事項を お守り下さい※。

  • ペースメーカを植え込まれている方は、植込み部位をワイヤレスカードの読み取り機より12cm以上離して、速やかに通過して下さい。
  • ICDを植え込まれている方は、日常生活において特別に意識する必要はありませんが、念のため植込み部位をワイヤレスカードの読み取り機に密着させないようにして下さい。
    • 身体に異常(めまい、ふらつき、動悸等)を感じた場合、直ちに使用をやめ、植込み部位から遠ざけるようにしてくださ い。もし、身体の異常が回復しなければ、直ちに専門医の診察を受けて下さい。
      ※医薬品・医療用具等安全性情報No.190参照

  • 物流・在庫管理や商品の精算、盗難防止等の目的で使用されるRFID(電子タグ)機器からの電磁波がペースメーカ、ICDの作動に影響を及ぼす可能性がありますので、以下の事項をお守り下さい※。
    • ゲート型のRFID機器:ゲート付近では立ち止まらないで中央付近を速やかに通り過ぎて下さい。また、ゲー トタイプRFID機器の周囲に留まったり、寄りかかったりしないで下さい。
    • 据置き型のRFID機器(高出力950MHz帯パッシブタグシステムに限る。):RFID機器が設置されている 場所の半径1m以内に近づかないようにして下さい。
    • ハンディ型、据置き型(高出力950MHz帯パッシブタグシステムを除く。)のRFID機器:ペースメーカまた はICDの植込み部位をRFID機器のアンテナ部より22cm以内に近づけないで下さい。
    • ICDでは、植込み部位にRFID機器を近づけた場合にショックを放電する可能性がありますので、より注意が 必要です。
    • 【試験では、ゲート型で密着状態、ハンディ型で最大1cm、据置き型(高出力950MHz帯パッシブタグシステ ムを除く。)で最大6cm、据置き型(高出力950MHz帯パッシブタグシステムに限る。)で最大10cmの距離にICDを近 づけた場合にショック放電が観察されました。また、据置き型(高出力950MHz帯パッシブタグシステムに限る。)で最 大75cmの離隔距離でペースメーカへの影響が観察されました。】

      突然、身体に異常(めまい、ふらつき、動悸等)を感じた場合、直ちにその場所から離れるか或いは植込み部位をRFID 機器のアンテナ部から離して下さい。もし、身体の異常が回復しなければ、直ちに専門医の診察を受けて下さい。
      ※医薬品・医療用具等安全性情報No.203及び医薬品・医療機器等安全性情報No.216、237参照

  • 空港等で使用されている金属探知器(設置型・携帯型)から発生する電磁波が、ペースメーカ、ICDの作動 に影響を及ぼし、場合によっては失神等を起こすことがあります。保安検査を受ける際にはペースメーカ手帳ま たはICD手帳を係官に提示して、金属探知器を用いない方法で検査を受けて下さい。
  • 小型無線機(アマチュア無線機(ハンディタイプ・ポータブルタイプ及びモービルタイプ)、パーソナル無線 機及びトランシーバ(特定小電力無線局のものを除く)等)は、ペースメーカ、ICDに影響を与える可能性が 高いため、使用しないようにして下さい※。
    • ※医薬品副作用情報No.143参照

  • 下記の場所※又は機器に近づくことは絶対に避けて下さい。
    • 強い電磁波がペースメーカ、ICDの作動に影響 を及ぼし、場合によっては失神等を起こすことがあります。これらの機器又は場所に近づき、身体に異常(めまい、ふら つき、動悸等)を感じた場合、直ちにその場から離れて下さい。もし、身体の異常が回復しなければ、直ちに専門医 の診察を受けて下さい。
      【誘導型溶鉱炉、各種溶接機、発電施設、レーダー基地、強い電磁波を発生する機器等】
      ※通常一般の方の立ち入りはないと考えられるが、職業上でこれらの施設内に立ち入る場合は十分注意して下さい。

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